いつも何気なく口にしているカフェラテやカフェオレ、カプチーノ、マキアート。あなたはその違いを知っていますか?
実は、どれも全く別の飲み物なのです!
コーヒーは毎日の癒やしの1杯であり、元気の源。
ブラックコーヒーはもちろん、ミルクや砂糖を入れて飲むのもたまりません。「ドリップコーヒーよりカフェラテやカプチーノが好き!」って方も多いのでは?
しかし、カフェラテやカフェオレの違いを知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回は、今さら聞けないカフェラテ・カフェオレ・カプチーノ・マキアートはそれぞれどんなドリンクでどんな味なのか、違いは何なのかについてご紹介します!
いままで知らずに飲んでいたコーヒーの違いや味の特徴を知れば、その時の気分にピッタリのドリンクを選ぶことができるように!
そして、もっとコーヒーが好きになるはず。毎日飲むあなたは必見ですよ!
どんなコーヒー?カフェオレ・カフェラテ・カプチーノ・マキアートの違い
カフェラテを手作りしてみると、思っていたのと違ったりお店のラテより薄くて美味しくないことってありませんか?
それ、カフェオレとカフェラテを混同してしまっているからかも!
そして、カプチーノやマキアートもコーヒーを使ったドリンクの1つ。カフェラテやカフェオレに比べると聞き馴染みがないですよね。
「とりあえずカフェラテにしよう。」と思っているあなた。もしかしたら、カプチーノのほうが美味しいと感じるかもしれませんよ。
カフェオレとは
カフェオレは、ドリップコーヒーを牛乳で割ったものです。
フランス発祥のコーヒードリンク。専用の口の広いカフェオレボウルに入れて飲まれています。パンをカフェオレに浸して食べるのは、フランス人定番の朝食。
カフェオレ(café au lait)は、フランス語で「牛乳の入ったコーヒー」!
カフェ(café)は「コーヒー」、オ(au)は「〜の入った)、レ(lait)は牛乳を意味しています。
牛乳とコーヒーの割合は1:1。ドリップなどで抽出された通常の濃さのコーヒーに、同量のミルクを注ぐだけ!4つの中で1番簡単に作れるコーヒードリンクです。
カフェラテとは
カフェラテは、エスプレッソを牛乳で割ったものです。
イタリア発祥のコーヒードリンクで、カフェ(caffe)は「コーヒー」、ラテ(Latte)は牛乳を意味します。
つまり、カフェオレと同じく「コーヒー牛乳」、「牛乳の入ったコーヒー」のことなのです!
一見、カフェオレとの違いがわからないかもしれません。
しかし、カフェオレで使っているのは、コーヒーカップのサイズで飲むのにちょうど良い濃さのコーヒー。それに対してカフェラテは、エスプレッソというコーヒーの味を濃縮した濃い少量の液体を使っているのが決定的な違い!
そして、カフェラテはエスプレッソと牛乳の割合が2:8で、カフェオレに比べてミルクがたっぷり!
しかし、エスプレッソを抽出するには専用のマシンがないとできないので、家で手作りするには難易度が高くなってしまいます。
カプチーノとは
カプチーノは、エスプレッソに温かい牛乳とミルクフォームを注いだものです。
イタリア人のカトリック修道士がカプチーノを考案したと言われています。そして、修道士たちが着る”カップッチョ”という服と、エスプレッソとミルクの混ざった色が似ていたのだとか。それが「カプチーノ(cappuccino)」と呼ばれる由来です。
エスプレッソをミルクで割っているのはカフェラテと同じです。ですが、カプチーノとカフェラテは同じ飲みものではありません。その違いは、①エスプレッソとミルクの割合と②フォームドミルクの量!
カプチーノのエスプレッソとミルクの割合は3:7です。カフェラテの2:7に対して、エスプレッソが少し多いです。
また、スチームドミルクとたっぷりのフォームドミルクと入れるのがカプチーノの特徴!カフェラテよりとろっとまろやかな口当たりになります。
そして、フォームドミルクでコーヒーの表面に絵を描くラテアートがかわいい!カプチーノが人気な理由の1つですね。
マキアートとは
マキアートとは、エスプレッソにフォームドミルクを注いだ、少量のドリンクです。
イタリア語で「染みのついた」という意味のマキアート(caffe macchiato)。その名の通り、エスプレッソに浮く白いミルクフォームが染みのように見えるコーヒーです!
マキアートは他の3つと違って、2・3口で飲み干せる少量の飲み物です。1杯あたり100mlもありません。
なので、エスプレッソと同じくらいの小さなカップで提供されます。
エスプレッソと牛乳の割合は1:1.5〜3。ラテやカプチーノよりもコーヒーの割合が多く、1杯の量が少ないのが特徴です。
カフェラテ・カフェオレ・カプチーノ・マキアートの味は?
作り方やコーヒーの抽出の仕方まで違ったなんて驚きですね!しかし、結局どれもコーヒーとミルクを合わせた飲み物であることに変わりありません。味の違いが想像しにくいですよね。
なので、それぞれどんな味か、特徴についてまとめました!
作り方やコーヒーとミルクの割合で、味わいやテクスチャーは全く異なります。
カフェオレ・カフェラテ・カプチーノ・マキアートは、どんな味・特徴なのでしょうか。知っているだけで、カフェでメニューを選ぶのが楽しくなりますよ。
ゴクゴク飲めるさっぱり系【カフェオレ】
カフェオレはミルクの割合が少ない分、ミルク感が少なくてあっさりと飲めます。
使っているのはドリップコーヒーですし、ミルクとの割合も半分ずつ。なので、良くも悪くもコーヒーの味や香りが控えめなのが特徴です。おうちでもドリップコーヒーなら簡単に用意できるので、手作りしてみるのもおすすめ!
どんなお食事にも合うので、朝ご飯やお昼ごはんのお供としてパンや甘いものと一緒に。
ただ、カフェラテのような濃いミルク感を想像していると、「なんか違う!お店と違って美味しくない!」となってしまうので注意が必要。
ミルキーな甘み!ほっこりする味わい【カフェラテ】
カフェラテは牛乳たっぷり!ミルキー感が強くて苦みを感じにくく、コーヒーが苦手でも飲みやすいです!
カフェラテのエスプレッソはたった2割程度です。しかし、エスプレッソは非常に味が濃い!なので、少量でもコーヒーの風味や味を存分に楽しむ事ができます。
午後のおやつのお供に1杯飲んで、ほっこりい癒やされましょう。
最近では、ペットボトルや瓶に入った状態でエスプレッソが売られているようです!
エスプレッソマシンがお家にない方は多いはず。手作りのラテが飲みたくなったら、ぜひ活用してみてくださいね。
私がいつも使っているエスプレッソはタリーズかボスのペットボトルに入ったエスプレッソ。簡単だしちゃんとラテらしい味になって美味しいんです。スーパーでも売っているみたい!
【私の愛用品】
→タリーズのペットボトル入りエスプレッソ
→ボスのペットボトル入りエスプレッソ
とろっとほろ苦い!コーヒー好きのための【カプチーノ】
カプチーノは、ミルクのとろっとした舌触りが特徴的。コーヒーの苦味もしっかりと感じられて、唯一無二の美味しさです。
寒い日や疲れた日のご褒美や、甘いスイーツを食べるときのお供にピッタリ!
ミルクを温め方がちょっと特殊なカプチーノ。スチーマーを使ってミルクの温度を上げる際に、きめ細かい泡を含ませます。これは、バリスタの技術が問われる重要な工程!そのため、カフェラテよりもとろっとしていて濃度があります。
また、カプチーノはカフェラテよりもエスプレッソの割合が多いです。なので、ラテよりも苦みやコク、香りがしっかり!コーヒー好きなら、カプチーノのほうが美味しいと感じるかもしれませんね。
まろやかなのにキレがある?!【マキアート】
マキアートはいいとこ取りな1杯!エスプレッソのコク・苦みとカプチーノのまろやかさを、同時に味わえます。
ちょっとだけコーヒーを飲みたいとき、一息つきたいときにおすすめです。
マキアートはカプチーノのミニ版のようなドリンク。ただ、エスプレッソの割合が多いので、より苦味やコクをダイレクトに感じられます。
エスプレッソを飲んでみたいけれど抵抗があるという方におすすめ!まずはマキアートを飲んでみては?
まとめ
以上、カフェラテ・カフェオレ・カプチーノ・マキアートの味と違いについてご紹介しました。
意外と知らないコーヒーの違いが理解できたのではないでしょうか?
私のおすすめはカプチーノ!アーモンドミルクに変更して飲んでいます。ラテよりもコーヒーらしさを味わえる点がお気に入り。
違いが分かれば、コーヒーを飲むのがもっと楽しくなるはず。あなたのお気に入りのコーヒーを見つけるお手伝いができれば幸いです!
さて、今日の気分はどのコーヒーでしょうか?
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