【保存版】初心者でも簡単!ドリップコーヒー超基本の淹れ方

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1日の始まりには、やっぱり1杯のドリップコーヒー。そんな方も多いのではないでしょうか?
コーヒーの芳醇な香りと特有の苦味は、朝の眠気をスッキリさせてくれたり、疲れた身体と心をリフレッシュさせてくれますよね。私も毎朝1杯のコーヒーが欠かせません!

買ってきた紙パックのドリップコーヒーやインスタントコーヒーでお手軽に作るのも、近くのカフェでプロの1杯を楽しむのもよし。ですが、挽きたての豆で淹れたてのコーヒーは格別。一度飲めば、必ず虜になります!

「初心者だし、ドリップコーヒーを自分で淹れるのは難しそう…」そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。実は私も、お家でドリップコーヒーを淹れるのはハードルが高そうだと思ってチャレンジできずにいました。

ですが、そんなあなたでも大丈夫!ドリップコーヒーを淹れるのって、意外と手軽に簡単にできちゃうんです。
なので今回は、難しいことは一切ない!初心者向けの超シンプルなドリップコーヒーの淹れ方や必要な道具、注意点をご紹介します。

ドリップコーヒーを入れるために必要な道具

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ドリップコーヒーを入れるために必要な道具は7つ。結構多いように思えますよね。ですが、誰もが持っているアイテムや多くの家庭にある道具もあるので、すべて新しく買う必要は全くありません!

ペーパードリップコーヒーを淹れる道具
  • ドリッパー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒーサーバー
  • ケトル
  • コーヒーミル
  • スケール(計量器)
  • スマートフォン(タイマー機能)

以上の7つが基本の道具です。スケールはもう持っている人もいますよね。「自炊しないからなにも持っていない!」というあなたも、スマートフォンなら必ず持っているはず。

ドリッパー

ドリッパーは、ペーパドリップコーヒーを淹れるためには欠かせないアイテム。円錐型のものや台形のものなど、様々なタイプがあります。なんと、その違いがコーヒーの味わいを左右する鍵に!

ただ、ここで注意点!おしゃれだからといって、陶器やガラス製のドリッパーを買わないでください!割れやすい上に温度管理が難しいのです。

だから、最初のうちはスタンダードなものを選んでおくのが無難。初めてハンドドリップにチャレンジするあなたは、手頃な価格で扱いやすいプラスチック製・円錐形のドリッパーを選ぶとよいでしょう

ちなみに私のおすすめは、HARIO V60透過ドリッパー。実は、私が初めて買ったドリッパーもこれなんです!1〜2人用なら01のサイズで十分だと思います。

スタンダードで入門向きのドリッパー。円錐形でまんべんなくお湯が豆の粉に行き渡る作りになっています。だから、味がブレにくい!

そして、なんといっても安い。初期費用が押さえられるのは最大の利点!プラスチック製だから落としても割れにくいし、軽くて扱いやすいのです。

正直、初めてドリップコーヒー淹れるならHARIOのV60透過ドリッパー1択。

だんだんステップアップして、自分好みの味にコーヒーを抽出できるドリッパーを見つけていくのがおすすめ!
ちなみに、100円均一でもプラスチック製のドリッパーが売っています。とってもリーズナブルなので、コーヒー入門として購入してみるのもありですね。

ペーパーフィルター

ペーパードリップコーヒーは、紙製のフィルターに入れたコーヒー豆にお湯をかけて抽出する方法。ペーパーフィルターが油脂を吸着してくれるので、クリアでスッキリした飲み心地が特徴的です。

ドリップコーヒーやアメリカーノの違いについてはコチラ

選ぶ際は、ドリッパーに対応する純正品を使うのが間違いないです。円錐形のドリッパーなのに台形型のフィルターを使ってしまったりすると、抽出がうまくできず、味がブレる原因になります。なので、購入したドリッパーのメーカーで売っている専用のフィルターを使ってくださいね。

また、漂白済みの真っ白なフィルターを使うのも大事なポイント!
茶色い紙のタイプと真っ白な髪のタイプをよく見かけますよね。ここでは、真っ白の漂白されたペーパーフィルターを使いましょう。茶色いものは漂白されていなくて、抽出する際にペーパーフィルターの味が移ってしまいます

私が使っているHARIOのV60透過ドリッパー用のペーパーフィルターはこちら。

ブラウンのフィルターではなく、ホワイトのフィルターを選んでくださいね。ドリッパーのサイズも三段階あるので、サイズにも注意しましょう!

コーヒーの味はとっても繊細。しかも、どちらもお値段もそんなに変わりません。そういった些細な点に気を使ってあげたいですね。

コーヒーサーバー

コーヒーサーバーは、ドリップしたコーヒーの受け皿。大きすぎても使いづらいですし、小さすぎると溢れてしまいます。
なので、余裕をもって、抽出する量より100〜150ml程度多く入るサーバーを選ぶのがベスト!

1度に抽出するコーヒーの量人数サーバーの容量
300ml前後1〜2人400ml
600ml前後3〜4人700ml
900ml前後5〜6人1000ml

コーヒーサーバーを選ぶ際の目安にしてみてくださいね。

ケトル

コーヒー豆にお湯を注ぐためのケトル。直火やIHコンロで直接お湯を沸かせるものが使いやすいですね
もちろん、毎日ドリップコーヒーを自分で淹れるなら移し替えるタイプでも良いですが、意外と場所を取ります。なので、コーヒーを淹れるときだけでなく、他の用途でも使える方が便利でした!

また、注ぎ口がなるべく細いものがおすすめ!
太い注ぎ口のものだと、注ぐお湯の量や勢いを調節しづらいんです。そうすると、一度にお湯を注ぎすぎてしまったり粉全体に湯がかからず、ドリップコーヒーの味がぶれてしまいます。

スケール

コーヒー豆を計量する時にコーヒースプーンは使わないでください!
実は、コーヒースプーンで掬い取ったとしても、豆によって重さが変わってしまうのです。コーヒー豆の種類によって密度は違いますし、焙煎度によって含まれる水分量も違います。なので、コーヒー豆を計る際は必ずデジタル式のスケール・計量器を使うようにしましょう!

また、コーヒースケールという計量機能とタイマー機能がついたものもあります。でも、すでにスケールをもっているあなたは買う必要ないです!普通のスケールを使えば、十分美味しいドリップコーヒーが入れられますよ。

コーヒーミル

豆の状態のコーヒーを挽くためのコーヒーミル。これを持っているかいないかで、コーヒーの美味しさ・楽しさが桁違いなのです!挽きたての豆の格別な香りと、コリコリと心地よい音。あなたもきっと癒やされます。

コーヒーミルには2種類の刃があります。セラミック刃スレンレス刃です。

初心者の方におすすめなのは、セラミック刃のコーヒーミルです。お手頃な価格で、錆びにくくお手入れが簡単なのが嬉しいポイント!ステンレスのものより切れ味は少し劣りますが、1〜2杯分のコーヒーを淹れる程度なら全く支障ありません。

私のおすすめは、HARIOのセラミックスリムミル!ずっと愛用しています。 

とにかく安い!アマゾンセールしてる時があるので、その時に買えばめちゃお得。

もちろん、もっと良いミルは五万とあります。ですが、十分美味しいドリップコーヒーは淹れられますよ。

実は、木製のステンレス刃ミルも持っています。おしゃれで気に入っているのですが、やはり実用性を考えると、ステンレスで手入れが簡単なもののほうが重宝しますね。

スマートフォン

あなたのスマートフォンにも、タイマー機能は必ずついているのではないでしょうか。

コーヒーの味は、抽出時間によって大きく変わってきます!味を安定させるのに大事なことは、毎回同じ時間・条件で淹れること。そこから自分好みに淹れ方を変化させていったり、豆の味の違いを感じることができるのです。

道具の準備やお金がかかるのは、ドリップコーヒーを淹れてみたいと思っているあなたが踏み出せない一因。でも、スマートフォンなら準備の必要はありませんよね。今あなたが手に取っている”コレ”があれば、道具は1つ揃っているのです。

【必読!】ドリップコーヒーを淹れるポイント

コーヒは楽しんで飲むもの。ドリップコーヒーの淹れ方も様々あって自由です。ですが、美味しいコーヒーが淹れられたほうが嬉しいですし気持ちも晴れやかになるはず!

そこで、初めてコーヒーを淹れる人が絶対に注意しておくべきことや、実際に私が独学でドリップコーヒーを淹れていくなかで気がついたポイントをご紹介します。

【粗過ぎはNG!】使う豆は中挽き〜中細挽き

ドリップコーヒーを淹れるときに使うコーヒー豆は中挽きから中細挽きにしましょう。サイズはグラニュー糖くらい。完全な粉末ではなく、小さい粒がわかるくらいの挽目です。

実は、以前間違えて粗挽きにしたら、全然コーヒーの味が抽出できなかったんです…。必ず中挽きから中細挽きにしましょう!
ハンドミルを使うときは、何回か使っていくうちにドリップコーヒーに適した、自分好みの挽目がわかってくるはずです!

コーヒースケールもタイマーもいらない!

ドリップコーヒーを淹れるためにコーヒースケールやタイマーを買おうとしていませんか?それ、スマホで十分です。

コーヒースケールは、計量機能とタイマー機能がどちらもついているスケールです。もちろん、毎日たくさんコーヒーを淹れるよって方はあったほうが便利です。でも、「試しにやってみたい」ってあなたやすでに計量器を持っているあなたは、スマホのタイマーで大丈夫です。

実は私、今もコーヒースケールを持っていません!スマホのタイマーと普通の計量器でドリップコーヒーを淹れています。
それでも毎日、自分がペーパードリップで淹れたコーヒーを飲んでいますよ。

お湯をテキトーに注ぐのはNG!

ドリップコーヒーが美味しくない原因第1位は、お湯の注ぎ方
一気に注いでしまったり、毎回違う量・タイミングでお湯を投入してしまうと味は全くと言っていいほど変わってしまいます。

しかし、正解の注ぎ方はありません。それ故に、私も試行錯誤しています。それは、コーヒーを淹れるすべての人が同じ!人の数だけ方法があり、好みのコーヒーの味があり、間違いはありません。

ただ重要なのは、できるだけ同じ条件で毎回ドリップコーヒーを淹れること
一度に淹れるお湯の量、注ぎ方、お湯の細さ、温度…。言い出したらキリがありません!なので、初心者の方でもコレだけは注意してほしいことを4つお伝えします。

ドリップコーヒーを淹れるポイント4選

①お湯を注ぐときは細く!ジャバジャバしすぎに注意。
→ジャバジャバ注ぎすぎると、ペーパーフィルターの目が詰まって、抽出がうまくできません

②中心から螺旋状に注いで、コーヒーの粉の全体に行き渡らせるように!
→螺旋状に注ぐと、均一に注ぎやすいんです。ムラがあると、場所によって味の出方が変わってしまいます。

③注ぎ始めてから2分30秒〜3分以内に注ぎ切ろう!
→短すぎると十分に味が引き出せず、また長すぎても苦みやエグミが出てきてしまいます。

④お湯の温度は沸騰より少しぬるく。
→ドリップコーヒーを淹れる際に使うのは、90度前後のお湯がおすすめ。実は、その方が甘みが出やすいんです!
正確でなくてもいいから、お水を入れるなどして、少し温度を下げてからやってみてください。

なぜか毎回味がぶれてしまうってあなたは、少し意識してみてくださいね。

黄金比は1:16!

ドリップコーヒーの黄金比は、コーヒー豆とお湯の重さが1:16!
10gのコーヒー豆だったら160mlのお湯を注ぐということです。その濃さが一番飲みやすくて美味しいコーヒーになります!

ただ、少し濃い目のコーヒが好みの方は1:15にしてもいいです。基本として1:16の比率を覚えておけば、どんな量のどんな豆でも簡単にドリップすることができますよ。

【完全保存版】初心者向け!シンプルなドリップコーヒーの淹れ方

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では早速、超基本のシンプルなドリップコーヒーの淹れ方を伝授します!

お湯を沸かす

使うお湯より100〜200ml多くお湯を沸かして準備しておきましょう。

豆を挽く

お湯を沸かしている間に、コーヒー豆を挽きましょう。挽目は中挽き〜中細挽き。しっかりスケールを使って計量しておきましょう!

ドリッパーの準備

ドリッパーをサーバーの上にセットしましょう。
ペーパーフィルターは、つなぎ目の部分を1度折り曲げてからセットします。そうすることで、ドリッパーの形にフィットしやすくなります。

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ドリッパーを温めてから、コーヒーの粉をセットする

粉をドリッパーに入れる前に、お湯をペーパーの上からかけてドリッパーとコーヒーサーバーを温めましょう。
抽出されたコーヒーがフィルターに吸着されてしまうのを防ぎ、サーバーを温めておくことでコーヒーが冷めにくくなる効果があります。

お湯を注ぐ

タイマーをスタートするのと同時に、コーヒー豆にお湯を注いでいきます。
ここで重要なのは、一定の速度・間隔でお湯を注ぐこと。ここでは、基本的な注ぎ方をご紹介。もちろんいろいろな方法があるので、この基礎レシピから自分なりにアレンジしてみるのもいいですね。

豆の量0:000:301:001:302:00合計の湯量抽出量
約1杯分15g30ml70ml(+40g)110ml(+40g)180g(+70g)240g(+60g)240g約200ml
約2杯分30g60ml140ml(+80g)220ml(+80g)360g(+140g)480g(+120g)480g約420ml
【0:00】1投目を注いだらドリッパーを揺する

1投目を注いだら、すかさずドリッパーを揺すって全体にお湯が染み渡るようにしましょう。ここで、コーヒー豆全てにきちんとお湯が行き届いていないと、コーヒーの味がぶれる原因になってしまうんです!この工程を蒸らしといいます。

【0:30〜1:30】螺旋状にまんべんなく注ぐ

中央からぐるぐると螺旋状に注いで、中央から端の粉まですべてにお湯を行き届かせることを意識しましょう。ドリップコーヒーはこのときの注ぎ方やお湯を注ぐタイミングで、味わいがガラッと変わってしまいます。良くも悪くも繊細なのです。
それこそがドリップコーヒーの難しさであり、魅力なのですね。

【2:00】最後にもう一度揺する

1投目のときと同様に、お湯を注いだらドリッパーを揺すってコーヒー豆を平らにましょう。

揺すらないままだと真ん中がくぼんでしまいます。なので、最後に揺すって平らにしてあげると、味も最後まで美味しく抽出することができるんです。些細なポイントを抑えていけば、必ず美味しいハンドドリップコーヒーになるはず!

まとめ

以上、初心者向けの超シンプルなドリップコーヒーの淹れ方や必要な道具、注意点をご紹介しました。

この記事でわかること
  • ドリップコーヒーを淹れるために必要な道具は、
    ①ドリッパー、②ペーパーフィルター、③コーヒーサーバー、④ケトル、⑤スケール、⑥スマートフォン
  • ドリップコーヒーの淹れ方の手順はコチラ。
    1)お湯を沸かす。
    2)中挽き〜中細挽きに豆を挽く。
    3)コーヒーサーバーに、ドリッパーとフィルターをセットする。
    4)サーバーとドリッパーにお湯をかけて温めておく。
    5)粉をセットし、平らにならす。
    6)お湯を注ぐ。
    ①【0:00】お湯をまんべんなく注ぎ、ドリッパーをぐるぐると回して均一に蒸らす
    ②【0:30秒〜1:30秒】3回に分けてお湯を注ぐ。螺旋状に注いでまんべんなくお湯が行き渡るように意識する。
    ③【2:00】最後にお湯を入れたら、最初と同様にドリッパーをぐるぐると回して平らにならす。

ドリップコーヒーを自分でいれるのはすごくハードルが高そうだな…と思っていたあなたも、意外と簡単に出来そうな気がしてきましたよね!

そう、ドリップコーヒーはシンプルで道具も揃えやすいんです。そして、そのシンプルさ故に、些細な変化が味わいに影響するのです。そこがドリップコーヒーの面白さ!

まずは基本の淹れ方を試してみて。豆から挽いた淹れたてのコーヒーは、香りも風味も格別です!
あなたがコーヒーを手軽に楽しむお手伝いができれば幸いです。

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