スペシャルティコーヒーの魅力!基準や普通のコーヒーとの違いを解説

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こんにちは。現役カフェ店員・ひよっ子バリスタのぽんぬです。

突然ですが、スペシャルティコーヒーと呼ばれるコーヒー豆をご存知ですか?

最近では、スペシャルティコーヒーを取り扱うカフェやコーヒーショップが増えてきているので、聞いたことがある方も多いのでは。

名前だけ聞いたら、「なんかすごそう!」って思いますよね。

そう、まさにスペシャルなコーヒーなのです!

そんな、すごいスペシャルティコーヒーですが、
◎そもそもスペシャルティコーヒーってなに?何がすごいの?
◎どんな基準で決められているの?

そんな疑問をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。

なので今回は、
スペシャルティコーヒーとはなにか、そしてその基準やよく似ているシングルオリジンコーヒーとの違いについて簡単にお伝えします!

どんなコーヒーなのか知ってから味わうと、もっと楽しく美味しく飲めるようになれます。
コーヒー好きは必見です!

スペシャルティコーヒーは最高ランクのコーヒー

初めに、スペシャルティコーヒーという名前すら初めて聞いたよってくらい全く知らない方もたくさんいるでしょうから、簡単にまとめます。

実は私も、
「スペシャルティコーヒー?なにそれ美味しいの?」
って感じだったので全然大丈夫です。

一言で言えば、
豆の情報に透明性があって、おいしいかつ特徴的なコーヒー豆です。

これについてもっと詳しく解説しますね。

コーヒーにはグレードがある

まず、皆さんはコーヒーにグレードがあることをご存知ですか?

下のランクから順に、
ローグレードコーヒーコマーシャルコーヒー(コモディティコーヒー)、プレミアムコーヒー、そしてスペシャルティコーヒーの4つに分けられています。

そう、スペシャルティコーヒーとは…
コーヒーのランク最上位のグレードを誇るコーヒーのことなのです。

スペシャルティコーヒーは80点以上

そして、スペシャルティコーヒーとなるには
カッピング(=コーヒーのテイスティング)の評価が80点以上でなければいけません。

しかし、その審査基準や機関は世界共通というわけではなく、
ACEというアメリカの団体やスペシャルティコーヒー協会(SCA)などによって設けられた基準に沿って各地でカッピング審査が行われています。

日本では、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が定めた基準を使って評価されています。

でも実は、その評価基準を使って審査をするだけで公式な許可がいるわけではないので、
定義が曖昧になっているのも事実です。

スペシャルティコーヒーの基準・特徴

だからスペシャルティコーヒーはそんなにすごくない…
ってわけではないのです!!

各国・地域でちゃんと格付けされているのは確かなのですから、
スペシャルティコーヒーの名前が書いてあったら、信頼して飲んで良いと思います。

風味や味が個性的でおいしい

スペシャルティコーヒーの特徴は、ふつうに美味しいじゃない!ということです。

そう、唯一無二で個性的、かつ美味しい味でなければいけないのです。

トレーサビリティが明確

次に、トレーサビリティが明確であることです。

「トレーサビリティ?なんか難しそう」
と思うかも知れませんが、そんな事はありません。

『trace=追跡 + able=可能』
つまり、農園・生産者や精製方法などがちゃんと分かるかということ。

欠点豆が少ない

そして、腐っていたり未熟な状態の豆が混ざっていないことも特徴です。

このような豆を欠点豆というのですが、混ざっていると味が悪くなる原因になってしまいます。

カッピングで高得点

日本スペシャルティコーヒー協会におけるスペシャルティコーヒーの評価基準を簡単にご紹介します。

1,カップクオリティのきれいさ
風味や味の欠点・汚れがないこと。
つまり、美味しくないな・飲みにくいなと感じる風味が混ざっていないかということです。

2,甘さ
甘みを感じられるか。
これは、コーヒーチェリーがちゃんと熟した状態で収穫されているかが大事になってきます。
また、イヤな苦み・渋み・酸味があるのもNG!

3,酸味の特徴評価
よい酸味があるか、そしてイヤな酸味がないかです。
明るくて繊細な酸味が良いとされます。

4,口に含んだ質感
質感が良いか。
とっても分かりづらいですが、要は飲んでいてコクがあり心地いいと感じるかです。
おいしい・また飲みたいと思える味か、もう飲みたくない味かということ!

5,風味特性・風味のプロフィール
つまり、地域らしさのある味かどうかです。
しかもこの条件は、スペシャルティコーヒーとなる最重要項目と記されています!

私達も「〇〇産のコーヒーが好き」というふうに、産地でコーヒーを選ぶことがよくありますよね。
栽培された土地による個性がちゃんと出ているかも、スペシャルティコーヒーにおいてすごく重要なのです。

6,後味の印象度
酸っぱい・苦いなどのイヤな後味ではなく、おいしい甘みのある後味かどうかです。

7,バランス
味のバランスが取れているかです。

以上の条件で、80点以上を取らなければならないのです!

スペシャルティコーヒーになる凄さが、ちょっとはおわかりいただけましたか?

他のコーヒーとの違い

では、スペシャルティコーヒーがすっごく細かい味の審査を行われていることがわかったところで、他のコーヒーと具体的に何が違うのかを見ていきましょう。

グレードの分け方が違う

先ほども言ったとおり、コーヒーは大きく4つのグレードにランク分けされています。

ですがなんと、スペシャルティコーヒー以外はまた違った基準でランク分けされているのです!

実は、プレミアムコーヒー・コマーシャルコーヒー・ローグレードコーヒーは
産地で独自にランク分けされています。

そしてその基準は、産地の標高・豆の大きさ・欠点豆の数の3つ。
スペシャルティコーヒーとは全く違う評価の仕方なのです。

シングルオリジンコーヒーとは違う

次に、混乱しやすいシングルオリジンコーヒーとスペシャルティコーヒーの違い。

シングルオリジンコーヒーはトレーサビリティが明確なコーヒー。
つまり、産地や生産者・農園・精製方法などの情報が全部わかるコーヒーのこです。

一方でスペシャルティコーヒーは、トレーサビリティが明確なことは一つの条件であり、
それ以外にもカッピングの評価や豆の個性が必要になります

つまり、シングルオリジンは豆の情報が明確にわかるコーヒー、
スペシャルティコーヒーは、豆の情報が明確にわかるうえに美味しくて個性的な味のコーヒーということです。

まとめ

今回は、スペシャルティコーヒーってどんなコーヒーなのか・他のコーヒーとの違いについてまとめてみました。

スペシャルティコーヒーの魅力が、少しでも伝わってくれたら嬉しいです。

そしてカフェやコーヒーショップ、お家で飲むコーヒーをどれにしようかな~と悩んだら、
その時はぜひスペシャルティコーヒーを選んでみてください!

あなたももっとコーヒーが好きになりますよ。

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では、すてきなコーヒーブレイクを。

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