こんにちは。現役カフェ店員・ひよっ子バリスタのぽんぬです。
みなさん、シングルオリジンコーヒーって知っていますか?
「普通より手間がかかっているヤツ」「高くて美味しい豆」
くらいの認識、あるいは初めて聞いた方もいるのでは。
実はそれ、合ってるけど全然違います。
わたしは先日、とあるカフェでシングルオリジンコーヒーを頂いたのですが…
「めっちゃドストライク。もはやコーヒーなの?」
と疑いましたし興奮しました。
今までも好きだったコーヒーですが、もっと好きになっちゃいました!
今回は、
◎シングルオリジンコーヒーってなに?
◎ブレンドやスペシャリティコーヒーとの違いは?
そんな疑問をお持ちの方に、シングルオリジンコーヒーの違いと魅力をお伝えします!
シングルオリジンコーヒーの特徴
初めに、シングルオリジンコーヒーとは何なのか。
シングルオリジンコーヒーとは、
単一生産地で品種や栽培・精製を管理されている、トレーサビリティが明確なコーヒーです!
…と言っても少し分かりづらいですよね。笑
では、もう少し簡単にご説明します。
特定の農園のコーヒー豆だけを使用
まず1つ目に、シングルオリジンの名前の通り、
特定の生産者・特定の農園で育てられていることです。
トレーサビリティとは追跡可能性という意味。
つまり、生産や加工する人・過程の透明性があるということです。
通常のコーヒーは、輸出業者さんのもとにいろいろな農園のお豆が集められて、地域や品種の大きなくくりでまとめています。
ですが、シングルオリジンの場合はそういった業者に任せず、1つの農園やほんとに小さな区間で栽培されたコーヒー豆のみで作られています。
なので、自ずと流通量が少なくなります。
1つの品種
次に、1つの品種で作られている点です。
そう、これがブレンドコーヒーとの大きな違いですね。
シングルオリジンは一つの品種で構成されているのに対して、ブレンドコーヒーは様々な品種を混ぜて作られています。
気合と手間がすごい
そして、生産者さんの頑張りがダイレクトに味として反映されるということです。
もちろん、一般的に使われるコーヒー豆も手間隙掛けて作られています。
ですが、いろんな農園のいろんな育て方の豆が混ざるとなると、1つや2つの農園が頑張っても味はさほど変わりません。
売り出すときも、“ーー国〇〇地域で栽培した□□っていう豆”くらい。
それに対し、シングルオリジンコーヒーはというと、
ーー国〇〇地域にある●●農園の△△さんが作った□□っていう豆!
って感じでご紹介されるわけです。
それはめっちゃ気合い入れて作りますよね。
だって、その豆が自分やその農園の顔になるんですから!
そして、それに比例して価格も高くなるのは当たり前…。
特徴的な味を生かした浅煎りが多い
手間隙掛けて作られたシングルオリジンのコーヒー豆。
他の豆と混ぜずに味わうと、その土地や環境・品種・精製法…
いろいろな条件のもとで生まれたその豆だけの個性がしっかり感じられるのがいいところ。
だから、その味わいをしっかり感じるため、
焙煎による苦みや燻製感をなるべく抑えた状態で味わったほうがもったいなくないよね
ってことで、浅煎りにされることが多いそう。
逆に一般的なものは、いろんな条件で育った豆のそれぞれの特徴の平均の味になってしまいます。
なのでどちらかというと、大きな国や地域、品種に合わせた焙煎に調整される事が多いのですね。
そして、それが”ーー国〇〇地域の豆”として私達が認識している味なのです。
ブレンド・シングルオリジン どっちがいい?
さて、シングルオリジンコーヒーがなんだかすごいってことは伝わったと思います。
じゃあブレンドはあんまり良くないかっていうとそんな事全然なくて、
互いにいいところがちゃんとあります。
どっちも違くて、どっちもいい!
ですから、その時の気分に合わせたコーヒーを選ぶのがベスト。
例えば…
豆の味を味わいたい!個性がほしい!特徴的なコーヒーが飲みたい気分!
というときはシングルオリジンコーヒー。
個性はいらない!酸味も苦みもバランスよく味わいたい!
というときはブレンドコーヒー。
そんなふうに選んでみてください。
シングルオリジンコーヒー。ぜひ一度飲んでみて!
今回は、シングルオリジンについてご紹介しました。
ちょっと値は張るけれど、絶対に飲んでみる価値があります!
美味しそうだなぁ飲んでみたいなぁって思っていただけたら幸いです。
では、すてきなコーヒーブレイクを。
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